改革開放政策をとって、急速に市場経済化を進める中国本土。
その中で社会主義計画経済の最大の名残である国有企業をいかにして改革していくかが重要な課題として残っていました。
改革費用として国費をつぎ込むよりも、まずは優良な国有企業を株式改組してしまい株式市場において資金調達を行うことで、改革費用ルートを確保しようとしているのです。
こうしたことで中国本土での株式市場が誕生することになりました。
企業は資金の確保ができ、株式市場の投資家にとっては競争原理、市場経済というものに対する理解促進という意味で、非常に良い機会になっているようです。
本土に株式市場が創設されてからすでに10年以上たちましたが 国有企業改革のための市場という側面はあまり目立たない物になってきました。
中国の株にはA株とB株という物があります。
大きな違いは取引することができる人が違うのです。
A株では中国国内投資家向けの市場として成っています。
ぎゃくにB株では外貨での取引が行われているもので海外の投資家向けの市場でした。
今では中国の投資家への取引も解放されています。
A株とB株で基本的に違いはありませんが。株価やPERの指標ではA>Bの関係になっているようです。
これは市場規模や知名度などによってできる各市場における資金量の違いなどがその原因です。
特にB株は安いのでお得なのですが試験的な市場としての側面もありA株の影響を受けることは否めません。
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